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被災地から愛を込めて世界へ キセキの心の復興プロジェクト 未来予想図実行委員会

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寿命を延ばす40代


米国立癌研究所(NCI)のグループによる新しい研究で、40歳以降によく体を動かすと寿命を2〜7年延ばせることが明らかになった。また、体重にかかわらず、運動量が多いほど寿命が延びることがわかった。研究結果は、オンライン医学誌「PLoS Medicine」に11月6日掲載された

NCIの研究員であるSteven Moore氏は、「運動と寿命との間には用量反応関係が認められる。現在まったく運動していない場合、1日に数分の運動をするだけでも余命を延ばすことができる」と述べている。数々の研究で、運動により心疾患やいくつかの癌のリスクが低減できることが示されていると同氏は述べ、「少しでも運動をすることは有用であり、多いほどよい」と結論付けている。

今回の研究では、これまでに発表された65万人強を対象とした6件の研究のデータを用いて、40歳以降にさまざまなレベルの運動をすることによって得られた寿命の年数を算出した。

その結果、わずかな運動量の増大(週75分の速歩など)でも寿命が1.8年延びることが判明。米国政府の推奨する運動量に相当する週150〜299分のウォーキングをする人は3.4年、さらに激しく週450分のウォーキングのような運動をする人では4.5年の寿命延長が認められた。標準体重、過体重、肥満のいずれの場合でも、寿命の延長が認められたという。政府の推奨するレベルの運動をしていた標準体重の人は最も延びが大きく、運動をしない肥満の人に比べて寿命が7.2年長かった。

米エール大学(コネチカット州)予防研究センターのDavid Katz氏はこの研究について、「運動が寿命を延ばすという説得力のある明確なメッセージを示す極めて重要な研究である」とし、「観察的」研究であるため限界はあるものの、規模が大きく、重要な変数(たばこやアルコールの摂取など)を慎重に調整していることから、その結論には信頼性があると述べている。

同氏はさらに、最も大きな寿命の延び(7年以上)が得られたのは、定期的に運動し、かつボディ・マス・インデックス(BMI)が推奨範囲内の人であった点を指摘し、「今回の研究は体重管理の重要性も再確認させるものである」と述べている。(HealthDay News 11月6日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=670446
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